本研究所のリサーチフェロー(鈴木遵也、林亮輔、林勇貴)による「公共部門を対象としたバランスト・スコアカードの開発-生産の効率性と配分の効率性を踏まえた視点の検討-」(大分大学経済論集第71巻第1号)が発行されました。
バランスト・スコアカード(BSC)は民間企業向けに開発された戦略マネジメントシステムですので、公共部門にそのまま当てはめることはできません。この研究では、(1)民間企業と公共部門との相違点を検証し、(2)地方自治法第2条第14項が規定する「最少の経費で最大の効果」のロジックを踏まえて公共部門に利用可能なBSCの開発を試みています。