コンサルティング

EBPMを推進し継続するために当社はコンサルティング業務を重視しています。そこで重要なのは、
①政策形成プロセスの各フェーズで必要なロジックとエビデンスに基づいたコンサルティングであること、
②政策形成と実行における課題を十分に理解し、解決に導くために、政策担当者とのキャッチボールを行うことだと考えています。

総合計画の策定・改定・推進とコンサルティング支援

多くの自治体の総合計画の委員の経験と、政策形成と評価に関する研究実績から、PDCAを踏まえた総合計画の策定と推進を支援します。

総合計画の策定を
予定されている自治体

自治体を取り巻く環境の変化から、政策実施後の評価のあり方までを見据えた策定をお手伝いします。

現在進行中の総合計画の推進を
図ろうとなさっている自治体

ロジックフレームとデータを用いて進捗度の遅れの原因を探ります。その際、推進に必要な情報収集や調査分析についてもお手伝いいたします。

政策形成プロセスと支援内容

1

社会経済情勢の把握

3

ビジョンの作成、目標の設定/戦略のデザイン/政策手段の選択

4

政策手段の実行

  • 公民連携(PPP)、広域連携の推進支援
  • 施策における効率性の確保

5

事後評価

6

政策手段の見直し

  • エビデンスの伝達と政策見直しへの活用

随時、委員会用の情報提供や資料作成、その他の相談支援を行います。

実績

実績例1:神戸市ビジョン推進にかかる支援業務(神戸市、令和3年度・令和4年度)

政策形成プロセスである「社会経済情勢の把握」を行うために、PESTLE分析を行いました。PESTLE分析とは、政策のあり方に影響する環境を6つの視点(政治的、経済的、社会的、技術的、法的、環境的)から分析し、政策形成の判断を下すときに考慮すべき要素を可視化するものです。
大テーマごとにPESTLE分析を行い、これをベースにサブテーマに細分化し、分野別に整理することで、分野別の計画が策定しやすくなります。

PESTLE分析

政策形成プロセスである「目標の設定」を行う過程で、SMARTターゲットを行います。SMARTターゲットは目標を達成させた姿(ゴール)やその実現手段等の具体的な定義を行う上でヒントになり、行政評価(事前評価および事後評価)を実際に行えるようにするための基準になるものです。

SMARTターゲット

活動方針や目標が具体的であること

設定したゴールの実現度を検証し評価できるようにすること

達成できる範囲内で最大限のゴールを設定すること

他の政策目標との整合性に配慮する等、適切な目標を選ぶこと

目標達成の期限を設定すること

ロジックツリーやBSC(バランスト・スコアカード)

行政改革の支援

行政改革において、自治体が持つ経営資源を把握する財政診断と、効率化を図るための行政の効率性診断は不可欠です。
2つの診断により、限られた予算内で「最小の経費で最大の効果」を実現します。

財政診断

財政事情は、人口構成、地理的条件、住民の所得水準等にも影響されています。これらは、自治体の裁量が及ばない外部要因です。自治体による主体的な経営・財政運営を推進するには、このような外部要因を除外し、純粋に自治体単独での経営資源を把握する的確な財政診断が必要です。

効率性診断

財政破綻を未然に防ぐ目的で公会計改革が進められてきましたが、貸借対照表や行政コスト計算書等の財務書類の作成自体が目的化している傾向が見られます。
当研究所では、民間企業の経営効率診断手法であるDEA(包絡分析)等を用いた行政効率指標を提供しています。加えて、財政の専門家と会計の専門家の協働により、住民満足度アンケート調査、行政コスト計算書等、市民や議会に分かりやすく実践で使える行政情報を作成することで行政改革を支援します。

実績