地域の現状・将来と課題の検証支援

効果的な政策を立案するには、「地域が今どのような状況にあるのか?」という現状把握とともに、「地域課題を放置するとどのような将来が訪れるのか?」という将来予測も重要です。

当研究所ではデータ分析を用いて、地域が抱えている課題や将来の姿を、エビデンスに基づいて可視化します。

地域の現状・将来を知る2つの方法

支援1

地域で発生している問題の原因を探る

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支援2

地域の将来を予測する

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より効果的・効率的な政策

支援1
地域で発生している問題の原因を探る

問題発生の原因にメスを入れることで問題を解決することができます。その原因を科学的に検証する手法に「回帰分析」があります。当社では、回帰分析をはじめとした様々な統計的手法を用いて、問題の背景にある要因を明らかにします。

ただし、回帰分析などの統計的手法は仮説を検証するための分析ツールにすぎず、重要なのは問題の背景にあると考えられる要因をいかにして選択し仮説を立てるかです。当社は、経済学などの理論を踏まえた上で仮説を立て、最適な統計的手法を用いて問題発生の決定要因を明らかにします。
地域で発生している問題の背景には必ず原因があります。政策は、問題の発生要因にメスを入れることによって問題の解決を図るためのものです。したがって、発生要因を明らかにしないままに立案された政策は、効果を発揮しないどころか、場合によっては地域の状況をさらに悪化させることになります。

経済学などの理論を踏まえて地域課題の要因がこれであると仮説を立てます

課題の要因の
候補を設定

立てた仮説が正しいのかを回帰分析などの統計的手法によって明らかにします

課題の
要因が判明

課題発生の要因に対してメスを入れることで課題を解決します

支援2
地域の将来を予測する

政策提言には「10年後には○○まで引き上げたい」という目標設定が多く見られます。しかし、政策効果が出るまでかなりの期間が経過したり、政策が長時間にわたって実施されたりする場合、その間に地域を取り巻く環境は変化しているでしょうし、地域自体もトレンドとして変化している可能性があります。
長期的な視点で政策を立案する際は、「私たちは今どこにいるのか?」という現状分析に加えて、「私たちが取り巻く環境は今後どのように変化するのか?」といった将来予測が重要です。当社は以下の特徴から、精度の高い将来予測を行います。

精度の高い将来予測を行う当社の特徴

  • 計量経済学の手法を用いて、過去のトレンドを科学的に把握する。
  • 地域経済を決める要因やメカニズム、地方財政の制度や仕組みを理解する。

実績

実績例:病院の将来需要予測に関する調査

病院の将来の運営指針となる情報を提供することを目的として、入院患者および外来患者の将来予測を行いました。
当社の将来予測は、将来の人口構成(規模、性別、年齢など)だけでなく、手術手法の進歩や入院期間の短縮といった医療技術の進歩による入院受療率の低下、主要な疾患の外来受療率の低下等を考慮しています。
さらに、外来はアクセスの良さが病院選択に影響することから、GIS(地理情報システム)を用いて各病院の医療圏を導出し、外来患者の将来予測を行いました。